疲れなければもっとやりたいこと色々できるのに…。みなさんそう思わないですか?
やりたいことがありすぎる私は常にそう思っているので、「疲れない体」という言葉にはものすごく惹かれます。
ということで、疲れ知らずのパワフルな体を手に入れたい!という思いを持って読んでみました。
『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生 サンマーク出版
トップアスリートが多数在籍するスタンフォード大学で、超一流アスリートを支えるスポーツ医局で働く著者が「疲れ」に関する知見をまとめた本書。
疲れのメカニズムから始まり、疲れを予防する方法、疲れからのリカバリー方法、疲れにくい食事、ハードワークを可能にする方法…と様々な角度から「疲れ」へのアプローチが紹介されています。
疲れに関して色々なアプローチがあることがまず最初の気づきでした。
本書を読む前の印象では、疲れへのアプローチといえば、マッサージや休養などのリカバリー方法や、「クエン酸は疲労回復に効く」、とか、ドリンク剤を飲む、といった特定の栄養素に関するものが重い初状況でした。
本書でももちろんリカバリーや栄養についてもたっぷりと触れられているのですが、印象的だったのはあまり考えたことがなかった、日常の呼吸や動作で疲れにくい体を作る、というアプローチでした。
呼吸で疲れにくい体を作る
呼吸については本書で最初に紹介されているメソッドであることからも、疲れない体を作るための基礎となるものだとわかります。
詳しくはTarzanの記事でも、著者の山田知生さんが紹介されていました。
よく耳にする「腹式呼吸」ではなく「腹圧呼吸」で強いコアを作るとともに、神経が安定して疲れにくい体になる、というものです。
アスリートではない私たちの疲れは神経(中枢神経、自律神経)の疲れが大半であるということも冒頭で説明されているので、説得力があります。
1週間ほど前にこの呼吸法を知ってから、座っていて気づいたときや、トイレのとき、寝る前などにこまめに練習しています。
とても難しい。いかに普段、胸で浅い呼吸をしているかを痛感させられます。
呼吸は無意識に一日に何千、何万回も行っていることだけに、疲れやすい呼吸から疲れにくい呼吸、さらには体を強くする呼吸に変えることができれば、効果は非常に大きいだろうと思います。
動作で疲れにくい体を作る
呼吸と同じく、無意識に毎日何千回も行っていること・・・「歩行」です。
歩くときの姿勢や足の運び方でも、疲れやすくも疲れにくくもなる。
一歩一歩は少しの違いでも、積み重ねることで大きな違いになる。
ウォーキングが趣味で、1日1万歩を目標としている私としてはとても気になります。
言われてみると当たり前のようなのだけれど、これに気づいて、「今までもったいないことをしていたなぁ」と強く思いました。
自慢ではないですが、私は猫背で姿勢が良くないんですよね。
写真を撮ってもらったりするといつも思うのだけれど、頭が前に出ていて、老けて見えるし格好悪い。
気づいてはいても、目を背けていましたが、これが疲れの原因にもなっていたとは。
耳と肩を一直線にして、肩をすくめずに下げたままにする、ということを意識して生活しはじめました。
そして、歩くときはかかとから着地。
意識すると、背中やもも裏といった普段あまり使わない筋肉を使っている感覚があります。
姿勢を良くして見た目も若々しく、疲れにくい強い体も手に入れられれば一石二鳥だな。
しばらく続けて、効果を確認してみたいと思います。
疲れない体のために始めたことまとめ
疲れない体のために、動作と呼吸という、普段無意識に行っていることを、少し意識して疲れにくいやり方に変えてみることにしました。
即効性があるものではないかもしれないけれど、忙しい毎日の中で簡単に取り入れやすいのが魅力的です。
深い呼吸をすると気持ちが落ち着くし、良い姿勢を心がけると見た目も格好いいし気分も上向きになる、という副次的な効果も得られそうです。
しばらく続けてみて、またレポートします。
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