2021年度に技術士(総合技術監理部門)に合格しました。
今年も筆記試験の合格発表が近づいてきたので、口頭試験対策としてはてなブログに昨年書いていた記事を若干リライト。
口頭試験対策の状況をリアルに伝えつつ、無事に合格できた合格体験談としてどなたかの役に立てればと思い、掘り起こしてみました。
全部で12記事、筆記試験合格発表までの約1ヶ月間でアップしていきます。
今回は第6弾、2021年11月13日の記事です。
口頭試験1ヶ月前の状況
経歴書を上司、元上司、ほか関わりのある総監の先輩に送って、続々とコメントをもらっています。
丁寧にみていただいてありがたい。
一方で、しっかり対策しないとまずいなと実感します。
模擬口頭試験の1回目を再来週に設定してもらいました。
予定では、自分で作る想定問答のたたきがほぼ出来上がっているころです。
ペース上げていきます。
青本の復習④ 安全管理
青本の復習メモ、今日は安全管理。
総合技術監理を行う立場で安全とは、労働安全衛生だけでなく社会的リスクや情報リスクなどへの対応も組織や部署の安全を担保する上で考慮する必要があるもの。
→労働安全衛生にフォーカスしていました…!
ほかの4つの管理とも密接に関連するということですね。
【2022年10月追記】
・・・そのとおり!「安全管理」って現場をやった人間は労働安全衛生のことばかり考えてしまうよね。
リスク管理
リスクを把握し、対処法を検討、実施すること。
例えば、以下のフローで行う。
前提となるリスク対応方針のもと、リスク把握→リスクアセスメント(リスク解析→リスク評価)→リスク対策
リスク対応方針にはリスク保有・低減・回避・移転の4つがある。
リスク対策にはコスト増や人的資源の投入が必要となるため、総合的な技術監理の視点が必要。
→なるほど!リスク対策が総合技術監理ということ、やっとすっきりしました。
想定質問で考えられる、○○が起こったら業務にどんなリスク?どう対応する?というやつですね。
私の立場だと基本的にはリスク低減策(または保有)になるかと。
事故や危機が起きないように対処する活動をリスク管理、発生した後の活動を危機管理と呼ぶ。
リスクという概念は
①その事象が顕在化すると好ましくない影響が発生する
②その事象がいつ顕在化するかが明らかでない発生の不確定性がある
⇒リスク=発生確率×被害規模
リスク値が同じであれば、発生確率が小さく被害規模が大きいリスクがより重要なリスクと認定される場合が多い
リスクとして人的・金銭的・物的影響のほかに社会的信頼性の低下も重要視され始めている。
【2022年10月】
最近プロジェクトマネジメントの勉強をしていて、その中でプロジェクト計画におけるリスク特定から対策までの方法を勉強しました。
なんか聞いたことあるなと思ったら総監のリスク管理でした!
余談ですが、プロジェクトマネジメントにおけるリスクは脅威のリスクだけでなく好機のリスクもあることに注意。
リスクマトリクス
A(被害規模大、発生確率大)最優先に被害影響の低減対策を実施する領域
B(被害規模大、発生確率小)リスク保有またはリスク移転する領域、Cより対策の優先順位が高い
C(被害規模小、発生確率大)リスク保有する領域
D(被害規模小、発生確率小)リスクを許容してもよい領域
労働安全衛生管理
組織が構成員の心身の健康を維持するために災害を防止すること、災害に対しての適切な処置・対策を講じること
メンタルヘルスも含む。
危機管理、システム安全工学手法は省略
リスク管理という点で、話せるように想定しておきます。
私は建設部門ですが、経歴は設計が多いので、リスク値が高いもの≒設計ミスのリスクと考えるとよさそうです。
次回は最後の社会環境管理です。
コメント