総監合格体験記★経歴の想定質問いろいろ考えてみた

2021年度に技術士(総合技術監理部門)に合格しました。
今年も筆記試験の合格発表が近づいてきたので、口頭試験対策としてはてなブログに昨年書いていた記事を若干リライト。
口頭試験対策の状況をリアルに伝えつつ、無事に合格できた合格体験談としてどなたかの役に立てればと思い、掘り起こしてみました。
全部で12記事、筆記試験合格発表までの約1ヶ月間でアップしていきます。
今回は第11弾、2022年12月5日の記事です。

試験2週間前、2度めの模擬口頭試験

昨日は2回目の模擬口頭試験でした。
本番と同様の20分で、15くらい質問をしてもらいました。
本番もおそらく同じくらいになるかと。

図々しく、時事ネタについての模範解答までもらってきました。
残り2週間、想定質問のブラッシュアップと、緊張しないように場数を踏む(面接官として家族動員)こと、しっかり準備していきます。

【2022年10月追記】
実際は家族動員の面接練習までたどり着けませんでした…。
結果、そのせいかどうかはわからないけど当日はめちゃくちゃ緊張しました。
やっぱり相手は専門外でもいいのでたくさん練習したほうがいいです。

経歴関係の想定質問を追加

さて、本日は2回の模擬口頭面接でもらった質問を含め、経歴関係の質問いろいろ。

Q16 詳述業務でのトレードオフは何でしたか。

A16
詳述業務は〇〇という性質上、小さなものでも設計ミスのリスクが非常に大きいものでした。
そのため、設計ミスのリスクを低減する安全管理を最重要として総合技術監理を行いました。
外注によるクロスチェックや増員によりコストが増加しましたが、経済性管理のうちコストは優先度を下げて管理しました。

Q17 詳述業務について反省点はありますか。

A17
情報管理について反省点があります。
社内と外注先においては、アクセス権限を吟味したうえで共有フォルダを活用して業務を行っていました。
発注者や△△との情報共有は添付ファイルを含むメールや打合せ・電話での口頭確認、打合せの議事録確認もメールの往復で行っており、更新漏れの可能性があったり、更新に手間がかかったりすする問題がありました。
社外関係者との共有フォルダ等の利用は各社のセキュリティルールの違い等でハードルはあるものとは思いますが、類似の業務があれば次回は打診してみるべきだと考えております。

Q18 業務での失敗例を挙げてください。

A18
経歴2の◆◆の設計業務において、誤った方針で設計作業を進めていました。
チェック作業中に誤りが見つかったため、設計ミスという形の最悪の結果にはなりませんでしたが、解析を外注していた業者の作業に大幅な手戻りが発生しました。
協議の結果、やり直しにかかる費用を当社が負担することとなり大幅なコスト増となってしまいました。
手戻りということで、外注先のメンバーの士気も下がってしまいました。

Q19 そのときの人的資源管理はどうでしたか。

A19
作業のやり直しが生じたことで外注先メンバーの士気が下がりました。
費用負担をしたことももちろんありますが、チェック作業の工程見直しなど、再発防止策について互いに話し合いをすることで意欲を取り戻しました。

Q20 詳述業務において部下は何人いましたか。

A20
設計要員の部下が1人、図面作成要員が1人、繁忙時の増員で設計要員がもう1人の、最大3人でした。
そのほか、解析作業などは外注先を数社活用して業務を行っていました。 

Q21 部下の教育に対して心がけたことはありますか。

A21
意欲的に仕事をしてもらうために、コミュニケーションを重視しました。
コロナ禍でテレワークを併用している時期でもありましたので、チャットや電話などでこまめに連絡をとることを心がけました。
発注者との打ち合わせでの資料作成、説明を適宜部下に任せることで、主体的に業務に取り組めるよう配慮しました。

Q22 外注や増員といった判断はすべて自身の権限で行ったのですか。(上司は関与していないのですか。)

A22
体制を補足すると、このプロジェクトは○○のための一連の構造物を3人の設計責任者が分担しており、全体を統括する上司がいました。
私は設計責任者の一人としてある構造物の設計を行っていました。
増員の際は、他の設計責任者が担当するチームとの間で調整し、統括する上司の承認を得たうえで繁忙時に増員しました。
外注についても工程等の関係で必要と判断し、上司に相談のうえ実施しました。

【2022年10月追記】
上の想定質問で書いた部下の話を含め、業務の体制と役割分担については試験で説明を求められました。

Q23 外注先と共有フォルダを活用したとありますが、情報セキュリティについてはどのように考えましたか。

A23
外注先に共有してよいデータと社内のみとするデータを吟味したうえで、共有しました。
共有する外注先のメンバーにも制限をつけました。
共有フォルダでタイムリーに情報共有できることによる設計ミスのリスク低減効果が大きいと考えたため、利用することとしました。

長くなってきたので今日はここまで。

次回は経歴以外の質問についても考えます。

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