2021年度に技術士(総合技術監理部門)に合格しました。
今年も筆記試験の合格発表があったということで、口頭試験で聞かれたことをアップしてみます。
口頭試験に関する基本情報
試験官は3名。
3名ともベテラン風の男性でした。
早くから部屋の前で待っていたけれど、なかなか呼ばれない。
コロナ対策のため試験官は離れて座っているので、大きめの声で話す必要あり。
ホワイトボードに図を描いて…という話も聞くけれど、この日はホワイトボードの準備はなかった(ような気がする。緊張して見えていなかっただけ?)
いずれにしても図を使った説明はしなかった。
経験業務に関する質問
ほとんどが経験業務に関する質問でした。
具体的な質問はこんな感じでした。
Q:経歴を3分で。
Q:総監の観点を踏まえて詳述業務を3分で。
Q:(総監としては経験年数が少ないと思うが)経歴のうち管理的な立場で業務を行ったものはどれか。プロジェクトの件数は。
Q:詳述業務を行った組織は。(上司、部下、外注の人数)
Q:プロジェクト全体の中での立場は。
Q:詳述業務で設計したのはどのようなものか。(構造物の機能、構造、金額)
Q:設計業務において総監の立場をどう考えるか。
Q:総合的に判断するとは具体的にどういうことか。
Q:設計業務で詳述業務で記載したような解決策を実施することは一般的か。
Q:なぜ追加コストをかけてこのような解決策を実施したのか。
Q:(上の質問に工程短縮と答えた後)それ以外の理由はあるか。
経験業務以外の質問
Q:工程短縮のために、リソース投入以外でどのような対応が考えられるか。
Q:上記に関連して、コンカレントエンジニアリング、フロントローディングという用語を説明できるか。
口頭試験は厳しかった
口頭試験は20分とされていますが、上記の質問すべてで25分くらいでした。
いきなり「本当に管理的な立場で仕事をしているの?」というような質問をされてちょっと「ウッ!」となってしまい、終始自信なく答えてしまった記憶があります。
試験当時34歳だったので「若手」というわけでもないですが、総監の受験資格のための経験年数を考えると経験少なめになるので、このような質問をされるのだと思います。
30代前半などで口頭試験を受ける方はそのつもりで準備しておいたほうがよいです。
(もしかすると私の受験申込書の書き方で「総監にふさわしくない経歴」と感じさせてしまったのかもしれませんが)
筆記試験の内容が聞かれるかも(やばい、再現解答作ってない)とか、トレードオフ事例を聞かれるかもとか、時事的な問題を聞かれるかもとか、いろいろ準備していましたが、結果的にはただただ経歴を深堀りするという試験でした。
あまり出来はよくなかった気がしますが、合格したのでそこまで悪かったわけでもないのかと。
受験申込書の経歴はいろんな人(できれば総監の先輩)に見てもらって、なぜ?なぜ?と突っ込んでもらうことをおすすめします。
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